2024年6月19日【ID:0】
【Excel】トップ3を抽出する方法
最新の関数を用いて、以下の社員ごとの売上表を参照し、赤枠に上位3件を抽出する方法について解説していきます。
まずは、売上表の「売上」を基準に降順にした表を、SORT関数を用いて抽出していきます。
この関数の使い方は、以下になります。
=SORT(配列, [並べ替えインデックス], [並べ替え順序], [並べ替え基準])
// 指定した配列を指定した順序に並べ替えた表を返す
// 配列:対象の表
// [並べ替えインデックス]:並べ替えの基準となる項目の位置
// [並べ替え順序]:「1」昇順、「-1」降順
// [並べ替え基準]:「TRUE」列で並べ替え、「FALSE」行で並べ替え
// ※引数「配列」以外は省略可能
では、SORT関数を用いて、セルG3を基準に、表を抽出していきます。
=SORT(B3:D12,3,-1)
// B3:B12:表の範囲
// 3:売り上げの項目の位置(先頭から3列目)
// -1:降順
表を抽出することができましたら、抽出した表の先頭から3件のみを抽出します。
その際に活用する関数は、TAKE関数になります。
この関数の使い方は、以下になります。
=TAKE(配列, 行数, [列数])
// 指定した配列から指定した行数(列数)を抽出する
// 配列:対象の表
// 行数:抽出する行数(正の数:上から抽出、負の数:下から抽出)
// [列数]:抽出する列数(正の数:上から抽出、負の数:下から抽出)
// ※[列数]は省略可能、省略時は全ての列を抽出
では、TAKE関数を用いて、先頭から3件のみを抽出していきます。
=TAKE(SORT(B3:D12,3,-1),3)
// SORT(B3:D12,3,-1):抽出する対象の表
// 3:先頭から抽出する行数
このようにして、売上の上位3件を抽出することができます。