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2024年6月24日【ID:0】

【Excel】数値以外の連続した文字を入力

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「A,B,C,…」や「①,②,③,…」などの連続した文字を、オートフィル機能を活用して入力する方法について解説していきます。


はじめに

通常、「A」などのアルファベットや「①」などの記号は、オートフィル機能を活用して連続した値を入力することができません。

しかし、文字コードを活用することで、入力することができるようになります。

文字コードとは

文字コードとは、入力できる全ての文字に割り当てられている数値のことになります。
文字から文字コードを取得するにはCODE関数、文字コードから文字を取得するにはCHAR関数を活用します。
これらの関数の使い方は、以下の通りです。

=CODE(文字列)
// 文字列の先頭文字を表すコードを返す
=CHAR(数値)
// コードに対応する文字を返す

CODE関数とCHAR関数の活用例は、以下になります。

=CODE(B2)
=CHAR(E2)

上記の画像のように、基本は連続した文字に対して、連続した文字コードが割り当てられています。
ただ、「あ、い、う、え、お」となどの文字や、一部の文字に関しては、連続でないことや認識されないこともあります。
認識されない場合は、「?」の文字コードである「63」が、その認識されない文字の文字コードとして返されます。


オートフィルで入力

文字コードでは、例外もありますが、基本は連続の文字に対し、連続の数値が割り当てられています。
今回は、この仕組みを活用して連続した文字を入力していきます。

まずは、オートフィル機能を活用して連続した文字コードを入力する方法から解説していきます。

連続した文字コードを入力するためには、ROW関数、もしくは、COLUMN関数を活用します。
これらの関数の使い方は、以下の通りです。

=ROW(参照)
// 参照したセルの行番号を返す
=COLUMN(参照)
// 参照したセルの列番号を返す

例えば、列方向に「A,B,C,…」といったアルファベットの文字コードを入力する場合、『「A」の文字コードにセルA1の行番号を加え、1を引く』という数式を作成することで実現できます。
実際に作成したものが、以下になります。

=CODE("A")+ROW(A1)-1

行方向に入力する場合、『「A」の文字コードにセルA1の列番号を加え、1を引く』という数式を作成することで実現できます。
実際に作成したものが、以下になります。

=CODE("A")+COLUMN(A1)-1

このようにして、文字コードを入力することができます。


最後に、先ほど入力した文字コードに対応した文字を表示させる方法についての解説になります。 文字を入力するには、以下のように、先ほどの数式をCHAR関数で囲むことで実現できます。

=CHAR(CODE("A")+ROW(A1)-1)
=CHAR(CODE("A")+COLUMN(A1)-1)

補足

同じ理屈で、「①,②,③,…」を入力する場合は、CODE関数の引数を「A」から「①」に変更するだけで実現できます。

=CHAR(CODE("")+ROW(A1)-1)

パソコンで開く場合は、記事の最後に「リンクコピー」があるためご活用ください。

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