2024年8月9日【ID:0】
【Excel】行数や列数が異なる複数のマトリックス表を集計
以下のような行数や列数が異なる複数のマトリックス表を集計する方法について解説していきます。
このような集計を行いたい場合は、[統合]という機能を活用します。
まずは集計結果を表示したい空の表を作成します。
要素の数(行数と列数)が分からない場合は、大きめに作成すると良いです。
次に作成した表全体を選択し、[データ]タブの中の[統合]を選択します。
表示された設定画面にて、[集計の方法]を指定し、[統合元]に集計対象のマトリックス表を追加していきます。
追加する方法は、[統合元範囲]のテキストボックスを選択し、対象のマトリックス表を選択することでアドレスが入力されるため、[追加]を選択します。
この作業を繰り返し、[統合元]に集計対象の全てのマトリックス表の範囲を追加します。
[統合元]に対象のマトリックス表の範囲を追加することができましたら、[統合の基準]の[上端行]と[左端列]をチェックし[OK]で確定します。
以上の作業を行うことによって、集計結果を空の表に反映することができます。
【注意】
最初に選択した範囲の要素の数(行数と列数)が少ない場合は、部分的な集計結果しか表示することができません。
そのため、集計結果を表示する空の表を作成する際は、要素の数に注意する必要があります。
大きめに選択することに関しては問題ないため、要素の数が分からない場合は大きめに選択しましょう。
また、集計結果の内容は、集計対象のセルと紐づいていません。
そのため、集計対象の値を変更したとしても、集計結果には反映されないので注意する必要があります。
集計対象の表を紐づけたい場合は、統合の設定画面にて[統合元データとリンクする]にチェックします。
そのようにすると、各表の個々の要素が数式で参照され、SUM関数などで集計された表に変換されます。
※以下の表では全ての行や列を表示させていますが、4~6行目、8~9行目などの合計の詳細に関しては自動でグループ化されます。
ただ、個々の表の要素(行や列)の追加には対応していないため、扱いには注意する必要があります。
・補足
集計結果を表示させる表に関して要素の順番を予め指定したい場合は、要素が予め入力されている空の表を用意することで、その表に合った要素の順番で集計結果を表示することができます。