2024年8月12日【ID:0】
【Excel】クリック操作で端のセルまで移動
「セルを編集しようとクリックしたところ、選択がどこかに飛んで行ってしまった」
このような経験をされたことがある方は少なくないと思います。
この現象は不具合ではなく、Excelの機能になります。
この機能について解説していきます。
セルを選択すると緑色の枠でセルが囲まれます。
この枠線上にカーソルを移動すると、カーソルが十字矢印になります。
この十字矢印になる位置でダブルクリックすると、そのセルを基準に隣接するセルで値が入力されている端のセルまで選択が移動します。
緑色の枠線の上を選択すると上方向、下を選択すると下方向、左を選択すると左方向、右を選択すると右方向へ移動します。
選択されていないセルの枠の上の場合はカーソルが十字矢印になりませんが、そのような場合でも、セルの枠をダブルクリックすると同時に端のセルまで移動します。
その場合、セルの枠の少し下をダブルクリックすると上方向、少し上をダブルクリックすると下方向となります。
上記の画像のように、どこのセルを基準にダブルクリックされたかによって、その後の移動先が異なります。
左右の枠をダブルクリックした時に関しても同様です。
以上の理由で、セルの選択時に選択が移動することが確認できたかと思います。
そのため、特にサイズの小さいセルを編集する際は、いきなりセルをダブルクリックせずに、「セルをクリックし選択してからF2キーで編集する」、もしくは、「セルをクリックし選択してからカーソルが十字矢印でない位置でダブルクリックし編集する」というようにすると、意図せずに選択が端まで飛んで行ってしまうことがなくなります。