2024年8月19日【ID:0】
【Excel】分表記を時刻表記(時:分)に変換
以下のような分単位での表記を「h:mm」という時刻形式の表記に変換する方法について解説していきます。
分表記を時刻表記に変換する場合は、TIME関数を活用することで、計算なしで簡単に変換することができます。
TIME関数の使い方は以下になります。
=TIME(時, 分, 秒)
// 指定した「時、分、秒」から時間を表すシリアル値を返す
シリアル値について不明な場合は、以下の記事が参考になります。
※シリアル値について理解していない状態でも読み進めることができます。
今回の場合は、分表記を時刻表記に変換するため、TIME関数の「分」の引数のみを以下のように指定します。
=TIME(0,B3,0)
上記の数式を入力することで、以下のように時刻形式で時間を取得することができます。
しかし、表示形式がAM/PM表記で勝手に設定されることがあります。
このような場合は、表示形式を「h:mm」形式に変更する必要があります。
表示形式を変更する場合は、対象のセルを選択している状態で、表示形式の設定の[その他の表示形式]を選択します。
次に、表示された設定画面にて[時刻]を選択し、「h:mm」形式の表記を選択します。
※「13:30」と書かれているものが「h:mm」の表記になります
対象の表記を選択して確定することで、表示形式を変更することができます。
残りのセルに関しては、コピーするだけで時刻表記に変換することができます。
・注意点
TIME関数を活用することで「時、分、秒」からシリアル値に変換することができますが、TIME関数では24時間を超える変換ができません。
例えば、「24:10」を分単位にした「1450」という数値を、TIME関数を用いて時刻形式に変換してみます。
そのようにすると、以下のように「24:10」ではなく「0:10」と表示されてしまいます。
※セルC3の表示形式は「[h]:mm」になっています。
このように、TIME関数では24時間を超える場合に24時間以上の時間が引かれた時間になってしまいます。
そのため、24時間を超える可能性がある場合は、数式を用いて、以下のように計算する必要があります。
=B3/24/60
この計算についての詳しい解説は、以下の記事(動画)にて解説しています。