2024年8月26日【ID:0】
【Excel】指定時間を自動で色付け「シフト表」
Aならば9:00-14:00、Bならば14:00-20:00、Cならば9:00-20:00などとパターンが決まっている場合で、A~Cなどの文字を指定するだけで対象時間を色付けする仕組みの作成方法について解説していきます。
※こちらで使用したファイルは記事の最後にて配布しています。
では、以下の表を用いて解説していきます。
こちらの表は、セルB3~H3にA~Cの文字を指定することで、各列の対象時間を色付けする想定で用意されたものです。
A~Cに割り当てられた時間は以下の通りです。
A:9:00-14:00
B:14:00-20:00
C:9:00-20:00
まずは、「A」という文字が入力された場合に、「A」の対象時間(9:00-14:00)を色付けする設定から行います。
このような設定は「条件付き書式」を活用します。
初めに、表のAの対象時間を以下のように選択します。
次に、[ホーム]タブの中の[条件付き書式]より[新しいルール]を選択します。
条件付き書式の設定画面が表示されましたら、[ルールの種類]を[数式を使用して、書式設定するセルを決定]にし、[ルールの内容]には選択基準のセル(こちらの場合はセルB5)に対しての条件式を入力します。
基準のセルを色付けする条件は以下になります。
・基準の列の3行目のセルに「A」と入力されている場合
この内容を条件式で表現すると以下のような式になります。
=B3="A"
// 選択基準のセルがB5の場合
この式に関しては、他の選択しているセルにも相対参照で反映されます。
つまり、セルC5を色付けする条件式は「=C3=”A”」、セルC6を色付けする条件式は「=C4=”A”」になります。
ただ、「=C4=”A”」というように他の行を参照している条件式は正しくありません。
そのため、参照する行番号に関しては固定する必要があるので、以下のように行番号の隣に「$」を加えた条件式を入力します。
=B$3="A"
条件式の入力ができましたら、[書式]を選択し好みの書式を設定することで、「A」が入力されている列に対して自動で色付けすることができます。
「A」を入力すると以下のように反映されます。
「B」と「C」に関しても同様に設定します。
・B:セルA15~H26を選択 → 条件付き書式にて条件式「=B$3="B"」を設定
・C:セルA5~H26を選択 → 条件付き書式にて条件式「=B$3="C"」を設定
A~Cなどとパターンが予め決まっている場合は、今回の方法を活用すると便利です。
設定した条件の編集や削除は、[条件付き書式]の[ルールの管理]にて行えます。
▼サンプルファイル▼