2024年9月2日【ID:0】
【Excel】複数の表を結合して重複を除外する
以下のように、灰色の見出しの3つの表を縦方向に結合し、重複を除いた表(緑の見出しの表)に抽出する数式の作成方法について解説していきます。
・複数の表を縦方向に結合
まずは、複数の表を縦方向に結合する方法から解説していきます。
複数の表(範囲)を縦方向に結合する場合は、VSTACK関数を活用します。
この関数の使い方は、以下になります。
=VSTACK(配列1, [配列2, 配列3, …])
// 指定した配列を縦方向に結合して返す
// 配列:結合対象の表(配列2以降は省略可能)
実際に活用して3つの表を結合すると、以下のようになります。
=VSTACK(B3:C6,E3:F7,H3:I6)
このように、指定した順番で表を結合して抽出することができます。
・表から重複を除外
次に、表から重複したデータを除外する方法について解説していきます。
先ほど結合した表には重複したデータが存在します。
以下の画像では、同じ色のデータが重複しています。
これらの重複を一括で除外する場合は、UNIQUE関数を活用します。
この関数の使い方は、以下になります。
=UNIQUE(配列)
// 指定した表から行単位で重複を除外した表を返す
// 配列:対象の表
※実際には他の引数も存在し、他の引数を指定することで、列単位で重複を除外することも可能
実際に先ほどのVSTACK関数の数式に組み合わせると、以下のように重複を除外した表を抽出することができます。
=UNIQUE(VSTACK(B3:C6,E3:F7,H3:I6))