2024年9月9日【ID:0】
【Excel】重複を除いた件数と重複した件数
申し込みフォームから取得したメールアドレスなどで、「重複を除いた件数」と「重複した件数」を求める方法について解説していきます。
・重複を除いた件数
まずは、以下の表の申し込みされたメールアドレスから重複を除いた件数を求めていきます。
重複を除いた件数は、UNIQUE関数とCOUNTA関数を組み合わせることで求めることができます。
それぞれの関数の使い方は、以下のようになります。
=UNIQUE(配列)
// 指定した表から行単位で重複を除外した表を返す
// 配列:対象の表
※実際には他の引数も存在し、他の引数を指定することで、列単位で重複を除外することも可能
=COUNTA(値1, [値2], [値3], …)
// 範囲内の空白でないセルの数を返す
// 値:対象の値、もしくは、対象の範囲
※[値2]以降は省略可能
まずは、UNIQUE関数を用いて、申し込みされたメールアドレスの重複を除いた一覧を取得します。
=UNIQUE(B:B)
// 今後追加されることを考慮し列全体を指定
次に、この取得した一覧の件数を、COUNTA関数を用いて求めます。
=COUNTA(UNIQUE(B:B))
ただ、この件数には、空白セルから取得された「0」と見出しの「申し込み」という値の件数まで含まれます。
そのため、COUNTA関数で求めた件数から「0」と「申し込み」を取り除いた件数、要するに「-2」した件数が重複を除いた件数になります。
実際に求めてみると、以下のようになります。
=COUNTA(UNIQUE(B:B))-2
・重複した件数
では次に、重複した件数を求めていきます。
重複した件数は、申し込みされたメールアドレスの件数から、実際の申し込み件数を引いた件数になります。
申し込みされたメールアドレスの件数は、COUNTA関数で求めることができます。
そのため、COUNTA関数の取得値と先ほど求めた重複を除いた件数を用いて、以下のように求めることができます。
=COUNTA(B:B)-1-D3
// 今後追加されることを考慮し列全体を指定
// 先ほどとは異なり「0」が含まれないため、見出し分の「-1」した件数から、重複を除いた件数を引く
以上のように、UNIQUE関数とCOUNTA関数を用いることによって「重複を除いた件数」と「重複した件数」を求めることができました。