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2024年9月11日【ID:0】

【Excel】商品ごとの発注単位を考慮したリスト


以下のように、設定した最低発注数と発注単位によって、発注数のドロップダウンリストに表示する値を変更する方法について解説していきます。


行ごとでリストに表示させる内容を変更する場合は、リストに表示させる値を行ごとで求める必要があります。
例えば、リストに11件表示させる場合は、以下のような一覧が必要になります。

(例1)
最低発注数:100
発注単位:10
リストの元となる一覧:100,110,120,130,140,150,160,170,180,190,200

(例2)
最低発注数:200
発注単位:50
リストの元となる一覧:200,250,300,350,400,450,500,550,600,650,700

このようなリストの元となる一覧を、行ごとに数式を用いて求めていきます。

まずは開始の値です。
開始の値に関しては、最低発注数を参照するだけで求めることができます。

=C3

この数式を必要な行数分コピーすることで、簡単に行ごとの開始の値を求めることができます。

次に、発注単位の値を加えた等差の一覧を、隣の列に表示させます。
求め方は、先ほど求めた値に発注単位を加えるだけです。

=G3+$D$3
// 発注単位のセルの列は固定する必要があるため「$」を加える

この数式を必要な行数、列数分コピーすることで、行ごとのリストの元となる一覧を作成することができます。


一覧の用意ができましたら、[データの入力規則]にてリストを設定していきます。

まずはリストを設定する対象の範囲を選択し、[データ]タブから[データの入力規則]を選択します。

表示された設定画面にて、[入力値の種類]を「リスト」にし、[元の値]にアクティブになっているセルに反映したいリストの元となる一覧の範囲を指定します。

セルを選択して範囲指定すると、以下のように絶対参照の数式が入力されます。

=$G$3:$Q$3

ただ、この数式に関しては、行ごとに参照する位置を変更する必要があるので、行番号の手前の「$」を外し、列のみを固定とした参照に修正します。

=$G3:$Q3
// 範囲選択後にF4キーを2回押すことでも入力可能

この設定内容で確定することで、行ごとに異なるリストを設定することができます。


パソコンで開く場合は、記事の最後に「リンクコピー」があるためご活用ください。


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