2024年10月21日【ID:0】
【Excel】スケジュール表の今日の日付を自動で色付け
以下のような、横向きの年月日が別々のセルに入力されているスケジュール表で、ファイルを開く度に、今日の日付の列を自動で色付けする方法について解説していきます。

条件式の作成
まずは、色付けする条件式を作成していきます。
例えば、以下のセルD5を色付けする場合の条件について考えます。

セルD5を色付けする時の条件は、以下になります。
・今日の日付が2024/10/1の場合
これを数式で求めていきます。
今日の日付は『TODAY関数』で求めることができ、2024/10/1という日付は『DATE関数』で求めることができます。
それぞれの関数の使い方は、以下になります。
=TODAY()
// 今日の日付を返す
=DATE(年, 月, 日)
// 指定した年月日から該当する日付を返す
DATE関数の引数に設定する年月日に関しては、それぞれ以下のセルになります。
年:B2
月:D2
日:D3

実際に条件を数式で表現すると、以下になります。
=TODAY()=DATE(B2,D2,D3)
この数式を他のセルにコピーしても反映できるように、「$」を加えて一部の参照を固定します。
今回の表の場合、年のセルはB2、月のセルは2行目、日のセルは3行目で固定になります。
それを数式で表現すると、以下になります。
=TODAY()=DATE($B$2,D$2,D$3)
このように条件式を作成することができましたら、後は『条件付き書式』で設定してきます。
条件付き書式の設定
まずは、色付けする可能性のある対象の範囲を全選択します。

先ほど作成した条件式は、セルD5に対する条件式であったため、選択した後に、セルD5をアクティブセルにします。
アクティブセルを移動する場合は、EnterキーとTabキーを活用します。
・下へ移動:Enter
・上へ移動:Shift + Enter
・右へ移動:Tab
・左へ移動:Shift + Tab
以下のように、セルD5をアクティブセルにしてから、条件付き書式を設定していきます。

アクティブセルの変更ができましたら、[ホーム]タブの中の[条件付き書式]から[新しいルール]を選択します。

条件付き書式の設定画面にて、[ルールの種類]を[数式を使用して、書式設定するセルを決定]にし、表示されたテキストボックス内に、先ほどの条件式を入力します。
※アクティブセルに対する条件式を入力します。

条件式の入力ができましたら、[書式]を選択し、好みの書式を設定します。
こちらでは、書式設定の画面にて、[塗りつぶし]から薄い青色を設定します。

以上のように設定して確定することで、以下のように、今日の日付(2024/10/16)の列の色を変更することができます。
