2024年11月25日【ID:0】
【Excel】予定表から労働時間を色んな形式で求める
今回は、以下の予定表(30分刻みで予定が入力されている表)から労働時間を求める方法について解説していきます。
※こちらの予定表は8:00から20:00までを30分刻みにした表になります。
予定の数を求める
こちらでは、以下の3通りで労働時間を求めていきます。
・時刻形式「(例)9:30」
・分形式「(例)570」
・時間形式「(例)9.5」
労働時間を求めるにあたり、予定表の[予定]の項目で予定が入力されているセルの数を求める必要があります。
以下の表の場合は、セルC5からC29の範囲内で、空白でないセルの数が予定の数になります。
特定の範囲で空白でないセルの数を求めるには、COUNTA関数を活用します。
この関数の使い方は、以下になります。
=COUNTA(値1, [値2], [値3], …)
// 値:対象のセル(2以降は省略可能)
実際に活用して求める場合、以下のような数式になります。
=COUNTA(C5:C29)
では、この予定の数から色んな形式で労働時間を求めていきます。
時刻形式「(例)9:30」
まずは、時刻形式で求めていきます。
今回の予定表は30分刻みになります。
そのため、「予定の数×30分」で時刻を求めることができます。
ただ、「9:30」というような時刻形式はシリアル値(時間を管理している番号)で計算する必要があります。
シリアル値の30分を掛ける場合は、以下のような数式になります。
=COUNTA(C5:C29)*"0:30"
計算結果はシリアル値で表示されてしまうため、表示形式を時刻形式にする必要があります。
こちらでは、[ホーム]タブの[その他の表示形式]より、[時刻]の[h:mm]形式を指定します。
表示形式を時刻形式にすることによって、以下のように「9:30」と労働時間を表示することができます。
分形式「(例)570」
次は、分形式で求めていきます。
今回の予定表は30分刻みのため、分形式で求める場合は、単純に「予定の数×30」で求めることができます。
実際に求める場合は、以下のような数式になります。
=COUNTA(C5:C29)*30
※表示形式は「標準」にしています。
時間形式「(例)9.5」
最後に、時間形式で求めていきます。
今回の予定表は30分刻みのため、分形式を求める場合と同様に、「予定の数×30」で分を求め、1時間は60分のため、「予定の数×30÷60」で求めることができます。
実際に求める場合は、以下のような数式になります。
=COUNTA(C5:C29)*30/60
※表示形式は「標準」にしています。