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2025年1月8日【ID:0】

【Excel】表の特定の項目を結合せずに結合した見た目にする


表の中でセルを結合してしまうと、並べ替えができないなどと不便になります。
また、セルの結合時は結合範囲の先頭にしか値が入力されていないことになるため、集計も難しくなります。
そこで今回は、以下のように特定の項目に対し、同じ値が続く場合にセルを結合したような見た目にする設定方法について解説していきます。

また今回の方法ですと、並べ替え時にも以下のように、セルを結合したような見た目を維持することができます。


条件式の作成

セルの値に応じてセルの書式を変更するには『条件付き書式』を活用します。
まずは、条件付き書式に設定する条件から考えていきます。

今回は、以下の表のカテゴリーの項目に関して同じ値が続く場合に、2つ目以降のセルの値とセルの上の罫線を非表示にする設定を行います。

同じ値が続いているかを判定する時の条件は、以下になります。

・基準のセルに値が入力されている場合
・基準のセルの値が1つ上のセルの値と同じ場合

カテゴリーの先頭のセルC3について条件式を考えてみると、以下になります。

=AND(C3<>"",C3=C2)
// C3<>"":セルC3が空でないことを確認
// C3=C2:セルC3が1つ上のセルの値と同じことを確認

条件式の作成ができましたら、条件付き書式にて設定していきます。


条件付き書式の設定

まずは、作成した条件式の基準となったセルC3を選択基準として、以下のように選択します。

こちらでは、C列全体を選択した後に、Ctrlキーを押しながらセルC1とC2を選択して選択を解除し、対象の範囲のみを選択しています。

範囲の選択ができましたら、[ホーム]タブから[条件付き書式]の[新しいルール]を選択します。

条件付き書式の設定画面にて、[ルールの種類]を[数式を使用して、書式設定するセルを決定]にし、表示されたテキストボックス内に、先ほど作成した条件式を入力します。
※アクティブセルに対する条件式を入力します。

=AND(C3<>"",C3=C2)

入力した条件式は、他のセルにもアクティブセルを基準に相対参照で反映されます。
必要に応じて、「$」で数式の一部を絶対参照にしてください。
今回の内容に関しては、相対参照のままで問題ございません。

条件式の入力ができましたら、[書式]を選択し、好みの書式を設定します。
こちらでは、書式設定の画面にて、[罫線]タブから上の罫線を非表示に、[表示形式]タブから[ユーザー定義]にて「;;;」を指定しています。(「;;;」はセルの値を非表示にする表示形式です。)

上記のように設定して確定することで、以下のようにカテゴリーの項目に関して、セルを結合したような見た目にすることができます。


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