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2025年1月15日【ID:0】

【Excel】期限に応じた優先度を自動で表示させる


Excelでタスクの期限に応じた優先度を自動的に表示させる方法を紹介します。
期限までの残り日数に基づいて、タスクの優先度を「高」「中」「低」で表示する簡単な数式を作成する方法です。これにより、タスクを効率よく管理できるようになります。

こちらでは、以下の表を用いて優先度を求めていきます。

ExcelVBAレベル確認

1. 基準日を設定

まず、基準日となるセルを設定します。
基準日とは、今日の日付のことです。これを表示させるには、TODAY関数を活用します。例えば、基準日をセルC2に表示する場合、セルC2に以下の数式を入力します。

=TODAY()

優先度を求める数式の中で、直接指定することもできますが、基準日の確認がしやすいように、こちらでは別のセルに表示させています。


2. 優先度を表示する数式を作成

次に、期限が設定されたタスクの優先度を自動で表示するための数式を作成します。タスクの期限は別のセルに入力されていると仮定します(例えば、期限がセルC5に入力されている場合)。
タスクの優先度は、基準日から残りの日数に応じて、以下のように分類します。

・残り日数が3日以内 → 高
・残り日数が7日以内 → 中
・それ以外 → 低

この条件に基づいて優先度を自動で表示するために、IFS関数を活用します。
IFS関数は複数の条件を順に評価し、それに応じた結果を返します。
IFS関数の使い方は、以下になります。

=IFS(論理式1, 値が真の場合1, [論理式2, 値が真の場合2], [論理式3, 値が真の場合3], … )
// 論理式n:条件
// 値が真の場合n:論理式nで指定した条件を満たした場合に返す値

以下の数式を活用して、優先度を表示します。

=IFS(C5-$C$2<=3,"高",C5-$C$2<=7,"中",TRUE,"低")
// C5-$C$2<=3:期限(C5)から基準日(C2)を引いた結果が3日以内であれば「高」を表示する
// C5-$C$2<=7:期限(C5)から基準日(C2)を引いた結果が7日以内であれば「中」を表示する
// TRUE:上記の条件を満たさない場合、最終的に「低」を表示する
// 基準日のセル(C2)に関しては「$」を加え絶対参照にする
3. 数式をコピー

数式を入力したセル(D5)を必要な範囲にコピーすることで、全てのタスクに対しての優先度を自動で表示できます。

この方法を使えば、Excelでタスクの期限に応じて優先度を簡単に表示できるようになります。
特にタスク管理を効率化したい方には非常に便利なテクニックです。是非、試してみてください。


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