2025年2月5日【ID:0】
【Excel】ガントチャートの対象期間を自動色付け
以下の表のように、開始日と終了日を指定するだけで、その期間を自動で色付けする方法について解説します。

条件付き書式の設定
指定した条件を満たしているセルを自動で色付けする場合、『条件付き書式』を活用します。
ステップ1: 色付け対象の範囲を選択
1. Excelシートで、色付けしたい項目の範囲を左上から右下に向かってドラッグして選択します。
こちらではセルE5を基準に全体を選択しています。

ステップ2: 条件付き書式を設定
1. [ホーム]タブの中の[条件付き書式]から[新しいルール]を選択します。

2. 設定画面で [数式を使用して、書式設定するセルを決定] を選択します。

ステップ3: 条件式を入力
1. 選択された範囲の基準となるセルが色付けされる条件式を入力します。
こちらではセルE5を基準とした条件式を入力します。
セルE5が色付けされる条件は以下になります。
「セルE5の日付が開始日以上かつ終了日以下」
セルE5の日付はDATE関数を用いて、以下のように表現することができます。
=DATE(D2,E2,E3)
// D2:年、E2:月、E3:日

その求めた日付が、開始日以上かつ終了日以下であることを確認する必要があるため、以下のような条件式になります。
=AND(DATE($D$2,E$2,E$3)>=$C5,DATE($D$2,E$2,E$3)<=$D5)
// 条件式に設定した数式は、他の選択範囲にも相対的に反映されるため、一部を「$」で固定する
// $D$2:年は固定のセル
// E$2,E$3:月と日は行のみ固定
// $C5, $D5:開始日と終了日は列のみ固定
この条件式を条件付き書式の設定画面に入力します。

ステップ4: 色を設定
1. [書式]を選択して、希望の色を指定します。
こちらでは、[塗りつぶし]タブから黄色を指定します。

2. 条件付き書式の設定画面を確定して閉じます。
以上の手順で、以下のように対象の期間を自動で色付けすることができます。
