2025年2月25日【ID:0】
【Excel】2行1データの表を1行1データに変換
Excelを使っていると、2行1データの形式になっている表を1行1データに変換したい場面がありますよね。
実は、簡単な数式だけで、瞬時に変換することができます。
今回は、TOROW関数とWRAPROWS関数を活用する方法を解説します。

TOROW関数を使ってデータを1行に並べる
まず、TOROW関数を使って、2行1データの表を1行に並べます。
TOROW関数は、指定した範囲を1行に並べる関数です。
1.抽出先の先頭のセルを選択

2.以下の数式を入力
=TOROW(B2:D23)
// B2:D23:元となる2行1データの表の範囲を指定

以上の手順で、以下のように1行に変換することができます。

WRAPROWS関数を使って1行のデータを複数行で表示する
次に、WRAPROWS関数を使って、1行のデータを折り返して複数行で表示します。
WRAPROWS関数は、指定した1行もしくは1列の範囲を指定した要素数単位で折り返して複数行で表示する関数です。
先ほどの数式を、以下のようにWRAPROWS関数で囲みます。
=WRAPROWS(TOROW(B2:D23),6)
// 6:折り返す要素数(項目数)

これだけで、以下のように1行1データの表に変換することができます。

まとめ
この方法を使うことで、複雑な手作業をせずに、2行1データの表を瞬時に1行1データの表に変換できます。
1つの数式だけで簡単に変換できるので、ぜひ試してみてください。