2025年3月21日【ID:0】
【Excel】6桁の年月を簡単に入力
「202501、202502…」のように6桁の年月を並べたい時に、通常のドラッグ操作ではうまくいかないことがあります。

ということで、こちらでは6桁の年月を簡単に入力する方法について解説していきます。
数式の入力
まずは、入力したい先頭の6桁の年月を数式で求めていきます。
その際に、ROW関数とDATE関数、TEXT関数を活用します。
それぞれの関数の使い方は、以下になります。
=ROW(参照)
// 参照したセルの行番号を返す
=DATE(年, 月, 日)
// 指定した年月日から該当する日付を返す
// 指定した月や日が存在しない数値の場合は桁上げ桁下げした日付を返す
=TEXT(値, 表示形式)
// 指定した値に対し、指定した表示形式を適用した文字列を返す
まずはROW関数とDATE関数を組み合わせて、先頭の年月の1日を求めていきます。
※1日でなくても、全ての年月に存在する日付なら問題ございません。
日付に関しては、下の行へコピーすることで、1月、2月と翌月の日付にする必要があるため、月はROW関数でセルの行番号を活用して求めます。
例えば、2025年1月から入力したい場合は、以下のような数式になります。
=DATE(2025,ROW(A1),1)

次は、この数式にTEXT関数を組み合わせて年月のみを表示させます。
年月のみを6桁で表示する表示形式は「yyyymm」になるため、以下のような数式になります。
=TEXT(DATE(2025,ROW(A1),1),"yyyymm")

以上の手順で、年月のみを表示することができます。
ただ、この状態のままですと、表示された6桁の年月は文字列として扱われます。
数値として扱いたい場合は、更にVALUE関数で囲むことで数値に変換できます。
VALUE関数で囲んだ数式は以下になります。
=VALUE(TEXT(DATE(2025,ROW(A1),1),"yyyymm"))

VALUE関数で囲んだ結果、以下のような変な日付が表示される場合は、表示形式を「標準」に戻すとよいです。

数式のコピー
先頭の年月を求める数式の入力ができましたら、後は必要な行までドラッグしてコピーするだけです。

これだけで、6桁の年月を必要な数分入力することができます。
まとめ
この方法を使えば、6桁の年月を簡単に連続で入力できます。
1. 以下の数式を入力する
※数値として扱いたい場合はVALUE関数で囲む
=TEXT(DATE(年, ROW(A1), 1), "yyyymm")
// 年:開始の年を指定
// A1:開始の月と同じ行番号のセルを指定
2. 必要な行までドラッグしてコピーする
横向きに入力したい場合は、ROW関数ではなくCOLUMN関数を活用します。
COLUMN関数の使い方は、以下になります。
=COLUMN(参照)
// 参照したセルの列番号を返す
実際にCOLUMN関数を活用すると、以下のような数式になります。
=VALUE(TEXT(DATE(2025,COLUMN(A1),1),"yyyymm"))
