2025年4月22日【ID:0】
【Excel】自動でグループ分け!FILTER関数×TEXTJOIN関数
以下の表は、氏名ごとに曜日を割り当てたものになります。

今回は、こちらの表から曜日ごとで氏名をカンマ区切りにして抽出する方法について紹介していきます。

FILTER関数とTEXTJOIN関数
カンマ区切りで並べて抽出するには、FILTER関数とTEXTJOIN関数を活用します。
FILTER関数では、以下のように条件を満たしたデータのみを抽出することができます。
=FILTER(D:D,E:E="月","")

TEXTJOIN関数では、以下のように指定した複数の値を指定した区切り文字で繋げて表示することができます。
=TEXTJOIN(",",TRUE,D3:D7)

そのため、この2つ関数を組み合わせて、対象のデータの抽出と抽出データの結合を1つ数式で行うことができます。
曜日ごとで氏名をカンマ区切りにして抽出
こちらでは、以下のB列の表に曜日ごとで抽出していきます。

まずは、「月」から抽出していきます。
「月」を抽出する数式は、以下になります。
=TEXTJOIN(",",TRUE,FILTER(D:D,E:E=B2,""))
// FILTER関数で「月」と一致する氏名を抽出し、TEXTJOIN関数でカンマ区切りにして結合

このように、1つの数式で抽出することができます。
他の曜日に関しては、数式を入力したセルをコピーして貼り付けるだけで抽出することができます。

それぞれのセルに貼り付けられる数式は、以下のように相対参照で反映されます。
火:=TEXTJOIN(",",TRUE,FILTER(D:D,E:E=B4,""))
水:=TEXTJOIN(",",TRUE,FILTER(D:D,E:E=B6,""))
木:=TEXTJOIN(",",TRUE,FILTER(D:D,E:E=B8,""))
金:=TEXTJOIN(",",TRUE,FILTER(D:D,E:E=B10,""))
まとめ
FILTER関数とTEXTJOIN関数の組み合わせは、単に曜日ごとの担当者を抽出するだけでなく、様々な条件に基づいたデータの抽出と結合を自動化できる、非常に汎用性の高いテクニックです。
これらの関数を使いこなすことで、
・データ分析の効率化
・レポート作成の自動化
・日々のルーチンワークの削減
などといった、Excelを使った業務の効率を向上させることができます。