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2025年5月13日【ID:0】

【Excel】進捗別にタスクを簡単に抽出

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タスク管理をしていると、「今、進行中のタスクは?」「確認が必要なタスクは?」といった情報をサッと確認したくなる場面があります。
今回は、進捗が「着手中」や「確認待ち」になっているタスクを、自動で抽出して表示する方法を紹介していきます。


1. 表の構成

今回は、以下の表を用いて実現していきます。

2行目以降のB列からE列に抽出元の表、G列からI列に進捗「着手中」のタスクを表示する用の表、K列からM列に進捗「確認待ち」のタスクを表示する用の表を用意しています。
抽出先の表に関しては、表の先頭(セルG1とK1)に抽出対象の進捗を入力しています。


2. 数式の入力

・進捗「着手中」の抽出

まずは、進捗が「着手中」のタスクから抽出していきます。
以下の数式をセルG3に入力します。

=FILTER($B:$D,$E:$E=G1,"")
// 抽出元の表:$B:$D(Noから担当)
// 抽出する条件:$E:$E=G1(進捗の項目がセルG1の値と等しい)
// 抽出対象が見つからない場合に表示する値:""(空)

抽出元の表の範囲は常に固定になるため、「$」で固定しています。
抽出する進捗が入力されたのセルG1に関しては、隣の「確認待ち」のタスクを抽出する際にも、数式を入力したセルの2つ上のセルという感じに相対的な位置になるため、「$」では固定していません。

数式を入力して確定することで、以下のように「着手中」のタスクのみを抽出することができます。

・進捗「確認待ち」の抽出

次に、進捗が「確認待ち」のタスクを抽出していきます。
こちらに関しては、先ほど、セルG3に入力した数式をセルごとコピーして、セルK3に貼り付けるだけで、以下のように抽出することができます。

コピー元の数式をコピー先の数式を比較すると、抽出条件の進捗のセルのみが相対的に変わっていることが確認できます。

コピー元:=FILTER($B:$D,$E:$E=G1,"")
コピー先:=FILTER($B:$D,$E:$E=K1,"")

3. まとめ

FILTER関数を使えば、「進捗が◯◯のタスクだけを抽出したい」といったニーズに簡単に応えられます。
今回の数式のポイントは以下の2つ:

・抽出元の範囲は絶対参照
・抽出条件のセルは相対参照

こうすることで、数式を再利用しやすくなり、作業効率が大幅に向上します。


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