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2025年5月23日【ID:0】
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【ExcelVBA】入力後のセルを自動で編集不可にする
「入力後のセルを誤って上書きしてしまった…」そんな経験はありませんか?
今回は、一度入力したセルを自動で編集不可にする仕組みの開発方法について解説していきます。

※こちらで実現したファイルは記事の最後にて配布しています。
1. はじめに
Excelでデータを入力した後、うっかり編集されることを防ぐ方法として、セルを自動で編集不可にする仕組みが有効です。
特に業務で扱うシートでは、入力後のデータを守る必要がある場合が多いです。今回紹介する方法を使えば、誤って編集されることなく、データの整合性を保つことができます。
2. シート側の設定
まずは、入力を許可するセルを選択し、そのセルのロック設定を解除します。
これにより、シートを保護した際に、ロックが解除されたセルのみ編集可能になります。
こちらでは、以下のシートのB列にある「受付済みID」を入力する項目に対して設定していきます。

まずは、B列全体を選択し、Ctrlキーを押しながらセルB1~B6を選択することで、一部の選択を解除します。

次に、選択範囲内で右クリックし、「セルの書式設定」を選択します。

書式設定の画面の[保護]タブを選択し、ロックのチェックを解除します。

以上で、シートの設定は完了です。
この設定を行うことで、シートを保護した際に、ロックを解除したセルだけが編集可能になります。
3. 開発準備
次に、Excel VBAを使って、セルに値を入力した後、そのセルが自動的に編集不可になるように設定します。
このように、特定のシート内の特定のセルが編集された時に処理を実行する仕組みを実現するには、「シートモジュール」を使用します。
シートモジュールは、該当するシートのタブ上で右クリックし、[コードの表示]を選択することで表示することができます。

選択すると、以下のエディタ画面(VBE)が表示されます。
また、該当するシートのシートモジュールが表示された状態になります。
「Option Explicit」は、VBEの設定内容次第では表示されません。「Option Explicit」についての解説はこちらでは省略します。

次に、該当するシートのセルに値を入力すると同時に処理が実行される特殊なプロシージャ(イベントプロシージャ)を用意する必要があります。
そのためには、シートモジュールの左上のリストから「Worksheet」を選択します。

「Worksheet」を選択すると、自動で「Worksheet_SelectionChange」というプロシージャが表示されます。
このプロシージャは、該当するシート上のいずれかのセルが選択されると同時に処理が実行されるイベントプロシージャになります。

ただ、今回使用するイベントプロシージャは、セルに値を入力すると同時に処理が実行されるものになります。
そのため、右上のリストから「Change」を選択します。

表示された「Worksheet_Change」というプロシージャを活用します。
「Worksheet_SelectionChange」というプロシージャに関しては削除して問題ないです。

4. コードの記述
以下のコードを記述します。
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