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2025年6月3日【ID:0】
【Excel】数式を劇的に読みやすくする方法
Excelで数式を使っていると、こんな経験はありませんか?
・数式の意味がすぐに分からない
・セル範囲(例:B6:B20)ばかりで、どのデータを参照しているのか見えにくい
・他の人が作った数式を読み解くのに時間がかかる
そんな時に役立つのが「テーブル」機能です。
この機能を使うだけで、数式が劇的に読みやすくなります。
テーブル機能とは
Excelの「テーブル」機能は、データ範囲に名前を付けて管理しやすくする機能です。
テーブルを活用することで、データの増減にも対応して名前を付けることができます。
さらに、テーブル名や列名を使って参照できるようになるので、数式の意味が一目で分かるようになります。

上記のような、テーブルを使った参照のことを「構造化参照」と呼びます。
テーブルに変換する方法
1.テーブルにしたい表の範囲を選択(表の中のいずれか1つのセル選択でもOK)

2.[挿入]タブから[テーブル]を選択

3.表示された以下の画面の入力範囲が表全体であることを確認(間違っている場合は直接修正)

4.表の範囲の先頭が見出しの場合は[先頭行をテーブルの見出しとして使用する]にチェックして[OK]を選択

5.テーブルを選択して[テーブルデザイン]タブから[テーブル名]を設定(例:「従業員管理」など)

テーブルを使うと数式がこう変わる
例えば、以下のような数式があったとします。
=XLOOKUP(H3,B3:B17,E3:E17)

この数式を、テーブルの参照(構造化参照)を活用した数式にすると、以下のように書き換えられます。
XLOOKUP(H3,従業員管理[No],従業員管理[雇用形態])

このように、「どの列を参照しているのか」が明確になり、数式の意味がすぐに分かるようになります。
まとめ
Excelの「テーブル」機能を使えば、数式の可読性が格段に向上します。
特に複雑な数式や、他の人と共有するファイルでは大きな効果を発揮します。
また「テーブル」は、データが追加されると自動で範囲が拡張します。

そのため、データの増減に合わせて数式を修正する手間がなくなります。
保守がしやすい数式を目指すなら、ぜひ「テーブル」機能を活用してみてください。
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