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2025年7月1日【ID:0】

【Excel】選択したセルと同じ値のセルを自動色付け

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以下の表は、各役割の責任者と役割の氏名を割り当てたものです。

このような表だと、特定の氏名の役割のみを確認するのが大変です。
フィルター機能では、各項目で絞りなおす必要がありますし、毎回、検索機能を使うもの手間になります。

そのため今回は、『条件付き書式』のみを活用して、選択したセルと同じ値のセルを自動で色付けする方法について紹介していきます。

※こちらで作成したファイルは、記事の最後にて配布しています。


1. 条件付き書式に設定する条件式の作成

特定の条件を満たしたセルのみを色付けする場合、「条件付き書式」を活用します。
まずは、その条件付き書式に設定する「セルを色付けする条件式」を作成していきます。

セルを色付けする条件は以下になります。

該当するセルの値が、現在アクティブになっているセルの値と同じ場合

セルC3に対しての色付けする条件を考えると以下になります。

セルC3の値が、現在アクティブになっているセルの値と同じ場合

この条件を数式で表現するためには、「現在アクティブになっているセルの値」を取得する必要があります。
直接「現在アクティブになっているセルの値」を取得することはできないので、CELL関数INDIRECR関数を組み合わせて取得します。
具体的には、以下のような数式で「現在アクティブになっているセルの値」を取得します。

=INDIRECT(CELL("address"))
// CELL("address"):「$A$1」などとアクティブセルのアドレスを取得
// INDIRECT(アドレス):そのアドレスのセルの値を取得

セルC3に対しての条件式を考えると、上記の数式を活用した以下のような条件式なります。

=C3=INDIRECT(CELL("address"))

このように条件式を作成することができましたら、後は条件付き書式に設定してきます。

ExcelVBAレベル確認

2. 条件付き書式の設定

次に、色付けする対象の範囲を選択します。
先ほどの条件式がそのまま使えるように、セルC3を基準として範囲全体を選択します。

選択できましたら、[ホーム]タブの中の[条件付き書式]から[新しいルール]を選択します。

条件付き書式の設定画面が表示されましたら、[ルールの種類]を[数式を使用して、書式設定するセルを決定]にし、表示されたテキストボックスに、先ほどの条件式を入力します。

上記の設定ができたら、[書式]を選択し、[塗りつぶし]タブから好みの色を選択して確定するだけです。


3. 完成

以上の手順で完成です。
選択しているセルと同じ値のセルが自動で色付けされます。

ただ、条件付き書式に設定した条件式のCELL関数の値を更新するには、数式を再計算する必要があります。
数式を再計算する際は、セルを編集するか、[数式]タブの中の[再計算実行]を選択、もしくはF9キー(再計算のショートカット)を押すなどとする必要があります。

ぜひ試してみてください。

▼サンプルファイル▼


パソコンで開く場合は、記事の最後に「リンクコピー」があるためご活用ください。

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