2024/05/13
【Word】指定した範囲内を全角文字に統一

【Word】指定した範囲内を全角文字に統一

Wordでの文章に関して、指定した範囲内の半角文字が含まれる文字列を、全て全角文字に統一する方法について解説しています。


以下の文章を用いて、全角文字に変換する手順を解説していきます。

まずは、全角文字に統一したい対象の範囲を選択します。
全てを全角文字に統一したい場合は、Ctrlキーを押しながらAを押すことで全選択することができます。

こちらでは、以下の範囲を選択しています。

選択後、[ホーム]タブの中の[Aa(文字種の変換)]より[全角]を選択します。
※こちらのメニューより、他の種類(半角文字など)に変換することもできます。

以上の手順で、以下のように、選択範囲の文字を全角文字に統一することができます。

文章を作成する際は、文字の種類を統一した方が良いため、こちらの機能を覚えておくと役立ちます。

2024/04/29
【Word】指定した位置でページを分ける

【Word】指定した位置でページを分ける

Wordでの文章に関して、好みの位置でページを分ける際に、ひたすらEnterで改行を加えてページを分けている資料を見ることがあります。

この方法ですと、見た目は問題ないのですが、文章を修正した際にページの区切りが移動してしまう可能性があります。

そのため、正しいページの分け方と、それを瞬時に行う方法について解説していきます。


・ページを分ける方法

まずページを分けた際に、先頭に持っていきたい箇所にカーソルを移動します。

カーソルを移動することができましたら、[挿入]タブの中の[ページ区切り]を選択します。

これだけで、以下のような中途半端な位置に改行マークが入力され、ページが分けられます。

上記の赤い丸の位置を基準にページが分けられています。
そのため、赤い丸の位置よりも手前の文章を修正したとしても、次のページの開始位置が移動してしまうことはありません。

ページの区切りを無くしたい場合は、赤い丸の位置にカーソルを移動させ、バックスペースキーで改行のマークを消すことで、区切りを無くすことができます。

・補足

[挿入]タブの中の[ページ区切り]の上にカーソルを移動させ、しばらく待つと、以下のように機能説明とともにショートカットが表示されます。

Wordで文章を作成する際に、ページを分ける作業を繰り返し行う場合は、「Ctrl+Enter」のショートカットを活用すると、より快適に行えます。

2024/02/21
【Excel・Word】同じ図形を繰り返し作成する

【Excel・Word】同じ図形を繰り返し作成する

手順書などを作成する際に、スクリーンショットした画像を赤枠で囲むことなどがあります。
このような作業を行う時に、毎回、[挿入]タブから[図形]を選択して、書式を設定するというのは大変になります。

繰り返し同じ図形を作成するときに、便利な機能があります。

効率的に同じ図形を作成するには、図形の書式を登録します。
まず、1つの図形を作成し、好みの書式を設定します。

1つの図形の用意ができましたら、その図形の上で右クリックし、[既定の図形に設定]を選択します。
※この[既定の図形に設定]とは、現在操作しているファイルのみに適用される設定になります。

この設定を行うことによって、次から作成する図形に、設定した書式が適用されるようになります。

Excel本紹介

次に、繰り返し作成する方法です。

同じサイズの図形が欲しい場合は、単純にコピー&ペーストで複製できますが、異なるサイズの図形を連続して作成する場合は、コピー&ペーストでは大変になります。
※図形を、Ctrlキーを押しながらドラッグすることでも複製できます。

そんな時は、図形を挿入する以下の画面にて、対象の図形の上で右クリックし、[描画モードのロック]を選択します。

[描画モードのロック]を選択することで、繰り返し同じ図形を作成することができるようになります。

図形の作成を停止したい時は、Escキーを押します。

2024/02/19
【Word】「表記ゆれ」を瞬時に修正する方法

【Word】「表記ゆれ」を瞬時に修正する方法

以下の文章には、同じ意味の異なる表記があります。
このことを「表記ゆれ」と呼びます。

意図していない表記ゆれがあると、本来伝えたい内容とは違うところに、意識が向かってしまいます。
そのため、読み手の集中力を阻害する可能性があります。

Wordで書いた文章に関して、簡単に表記ゆれを検出し、修正する機能が用意されています。
その方法について解説していきます。

まず初めに、[ファイル]タブから[オプション]を選択し、[Wordのオプション]を開きます。

次に、[文章校正]の中の[Wordのスペルチェックと文章校正]の[設定]を選択します。

表示された設定画面の[オプション]の中の[表記の揺れ]と書かれているところの、確認が必要な項目にチェックします。

以上の設定を行うことで、以下のように該当する「表記ゆれ」が見つかった箇所に青色の下線が表示されます。


次は、青色の下線が引かれた内容を修正していきます。
修正するには、[校閲]タブの中の[表記ゆれチェック]を選択します。

こちらの画面にて「表記ゆれ」を検出してくれるため、理想の単語を指定し、[すべて修正]を選択することで、一括で「表記ゆれ」を修正することができます。

初期設定ですと、「コンピューター」と「コンピュータ」のようなカタカナの検出しかできないので、これらの手順を覚えておくと役立ちます。

2023/11/14
【Word】便利な文章の選択方法

【Word】便利な文章の選択方法

Wordの文章の一部を瞬時に選択する方法について、5パターンで解説していきます。
こちらの方法を活用することによって、文章の一部を修正する際やコピーする際に、より効率的に行うことができます。

1.単語を選択する方法

特定の単語を選択する場合は、特定の単語の上でダブルクリックすることで、以下のように選択することができます。

2.1つの文章を選択する方法

1つの文章を選択する場合は、選択対象の文章の上で、Ctrlキーを押しながらクリックすることで、以下のように選択することができます。

3.段落を選択する方法

段落を選択する場合は、選択対象の段落の上で、トリプルクリックすることで、以下のように選択することができます。

4.特定の範囲を選択する方法

特定の範囲を選択する場合は、クリックしながらドラッグすることで選択することができます。
長い文章の場合は、選択したい開始の位置にカーソルを置き、選択したい最後の位置をShiftキーを押しながら選択することで、以下のように範囲を選択することができます。

5.行全体を選択する方法

行を全体的に選択する場合は、対象の行の左余白をクリックすることで、以下のように選択することができます。
※左余白にカーソルを移動させると、カーソルの矢印の向きが逆になります。

以上、5つになります。
文章の一部ではなく、文章を全選択する場合は、「Ctrl+A」のショートカットを活用すると効率的に選択することができます。

2023/10/11
【Excel】Officeクリップボードを活用したメモ

【Excel】Officeクリップボードを活用したメモ

Officeソフト「Excel、Word、PowerPoint、Outlookなど」には、Officeクリップボードというコピー情報を最大24個まで保持できる機能が備わっています。

Excelの場合の使用方法は、[ホーム]タブ内の[クリップボード]という場所にある右下のマークを選択するだけです。
選択すると、下記のような「クリップボード」という画面が表示されます。

こちらでは、どのアプリでどのような情報がコピーされたのかが、管理されています。
最新のコピーされた情報が一番上に配置されます。
アプリによっては、書式設定などの情報を含む場合があります。

そのため、貼り付けをしなくても、一時的なメモとして活用することもできます。


不要な情報は、カーソルを合わせた時に表示される三角マークから「削除」することができます。

要素をクリック、もしくは、上記のメニュー内の「貼り付け」を選択することで、コピーされた情報を貼り付けることができます。
「すべて貼り付け」を選択することで、コピーされた複数の情報を一括で貼り付けることもできます。

「すべて貼り付け」で貼り付けられる順番は、古い情報からになります。

データの貼り付け後に、書式情報などが不要な場合は、右下に表示されるメニューより貼り付けるオプションを指定できます。

クリップボードに記録できる情報はテキスト情報だけでなく、画像情報なども記録できるため、業務によっては上手に活用できるかと思います。

Excel本紹介

[補足] クリップボードの画面は移動させることができます。
デフォルトでは左側に表示されますが、カーソルを合わせて十字矢印になるところでドラッグすることで、右側への移動や別ウィンドウに表示することもできます。

2023/10/05
【Word】好みの「組み文字」を入力する方法

【Word】好みの「組み文字」を入力する方法

以下のような「株式会社」を組み合わせた文字と同様に、「合同会社」などでも実現したい場合、入力候補には存在しません。

Wordには、そのような時に使える「好みの組み合わせた文字(組み文字)を入力する機能」が用意されています。

まずは、組み文字にしたい文字を入力し、範囲を選択します。
次に、[ホーム]タブの中の[←A→]と書かれた拡張書式を選択し、[組み文字]を選択します。

[組み文字]の設定画面にて、[フォント]や[サイズ]を指定し、プレビューを確認し、問題がなければ[OK]で確定します。

確定すると、以下のように「組み文字」として表示することができます。

[補足] 「組み文字」は最大で6文字まで設定することができます。

2023/09/29
【Word】特定の文字を改行に置換する

【Word】特定の文字を改行に置換する

以下のような、メンバーがカンマ区切りで並んでいるWordの資料があるとします。
このカンマ区切りの名前を、1件1件、改行して表示させる方法について解説していきます。

「改行」というものは「,」などの文字と同様に「改行」という特殊な文字になります。
そのため、「置換」の機能を活用し、「,」を「改行」に置換させることができます。

まず、CtrlキーとHを押して、「検索と置換」の「置換」の画面を開きます。
※[ホーム]タブの中の[置換]を選択することでも開くことができます。

以下の画面より、[オプション]を選択し、設定画面を展開します。

次に、[検索する文字列]に「,」を入力し、[置換後の文字列]のテキストボックス内にカーソルを合わせます。

次に、展開された設定の中の[あいまい検索]のチェックを外します。
チェックを外すことで、[特殊文字]が選択できるようになるため、その中から[段落記号]を選択します。

[段落記号]を選択することで、「改行」を表す特殊な文字「^p」が入力されます。
この状態で、[置換]もしくは[すべて置換]を選択することによって、「,」を「改行」に置換することができます。

他の「改行のような特殊な文字」に関しても、[特殊文字]の一覧から選択することで、その「特殊な文字を表す文字」を入力することができます。

2023/09/25
【Outlook・Word】定型のあいさつ文を入力

【Outlook・Word】定型のあいさつ文を入力

OutlookやWordでの文章作成において、以下のような「季節に合わせた定型文」を簡単に入力する機能が用意されています。

・寒露の候、貴社いよいよご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
・霜寒の候、貴社いよいよご隆盛のこととお慶び申し上げます。平素は当店を御利用いただき御厚情のほど、心より御礼申し上げます。

こちらでは、Outlookの画面にて定型文の入力方法について解説していきますが、Wordでも同じ操作で入力することができます。

まず初めに、Outlookの場合は、メッセージの入力画面を開き、入力したい位置にカーソルを移動させます。

次に、[挿入]タブ内の[あいさつ文の挿入]を選択します。
※[起こし言葉]と[結び言葉]についても後半に解説しております。

[あいさつ文の挿入]を選択すると、以下の画面が表示されます。
こちらより、月を指定することで、季節に合った、定型文を簡単に入力することができます。

先ほどの画面で、[OK]を選択し確定すると、以下のように入力することができます。


[補足] 起こし言葉と結び言葉とは以下のような言葉を指します。

起こし言葉:本題に入る取っ掛かりとして用いられる言葉
結び言葉:本題の最後の締めに使われる言葉

[起こし言葉]を選択すると、以下の画面より[起こし言葉]を入力することができます。

[結び言葉]を選択すると、以下の画面より[結び言葉]を入力することができます。

あいさつ文を入力する際に、「失礼がないか、間違っていないか?」などと悩まれる方の場合、このような機能を活用してみるのも良いかと思います。

2023/09/05
【Word】自動で現在の日付や時刻を更新する

【Word】自動で現在の日付や時刻を更新する

Wordで作られた印刷する用のテンプレートファイルなどで、印刷日(発行日)を毎回入力している場合、実は自動で「現在の日付」を表示する機能があります。

まずは、日付を入力したい位置にカーソルを移動させます。

次に、[挿入]タブ内の[日付と時刻]を選択します。

次の画面が表示されましたら、[言語の選択]・[カレンダーの種類]を選択し、好みの[表示形式]を選択します。
その後、[自動的に更新する]にチェックを入れて[OK]で確定します。

こちらの設定をすると、以下のように、現在の日付が自動で入力されます。

また、こちらの日付には特殊な設定がされており、Wordで立ち上げた時の現在の日付が自動で表示されます。
意図的に更新したい場合は、右クリックの中の[フィールド更新]を選択することで更新できます。

文章の一部に特殊な設定がされているかどうかは、カーソルを合わせると簡単に確認することができます。
通常の文章は、以下のように文字列内を選択することができますが、特殊な設定がされている場合は、その適用範囲の全体が選択されます。

2023/08/14
【Word】文頭のアルファベットが自動で大文字になる

【Word】文頭のアルファベットが自動で大文字になる

Wordで英字を入力すると、文頭の文字が自動で大文字になってしまうことがあるかと思います。
このように入力時に自動的に修正する機能のことをオートコレクトと言います。

オートコレクトは、便利な時もありますが、かえって迷惑なこともあるかと思います。
今回は、オートコレクトにより「自動で文頭を大文字にしない」設定方法と、「文頭が大文字になったものを小文字にする」設定方法について解説していきます。

・「自動で文頭を大文字にしない」設定方法

「文頭を大文字にしたい時は、自分で大文字にする」という方の場合は、こちらの方法がお勧めです。

まず、[ファイル]タブを選択し、次に[オプション]を選択します。

Wordのオプションが開かれましたら、[文章校正]の中の[オートコレクトのオプション]を選択します。

次の画面が表示されましたら、[オートコレクト]タブの中の[文の先頭文字を大文字にする]のチェックを外します。
※ちなみに、以下の設定画面は「Alt→T→A」でも開くことができます。

以上の設定を行うことで、勝手に文頭が大文字に変換されることがなくなります。


・「文頭が大文字になったものを小文字にする」設定方法

「基本は大文字で問題ないのだけど、たまに迷惑…」という方の場合は、こちらの方法を覚えておくと役立ちます。

文頭が大文字に変換された場合、入力した文字の上にカーソルを移動させると、「青色の横棒」が表示されます。

「青色の横棒」の上にカーソルを合わせると、オートコレクトのメニューが表示されます。

メニューを選択し、以下の画面で「元に戻す」を選択することで、小文字に戻すことができます。

オートコレクトの先頭文字の大文字設定はデフォルトになります。
そのため、こちらの方法を覚えておくと、他の方のパソコンで操作する際に役立つかと思います。