Excel VBA | 【趣味】脳を鍛える大人のExcelトレーニング

・標準モジュール：「脳トレ」

メインのプログラムです。
図形や繰り返し処理などで必要な変数を定義します。
その他の変数は、その都度定義しています。
また、Excelシートは画像が配置されているため勝手に移動などをされないように、シートに保護をします。
その際、マクロでは画像などを操作できるように「UserInterfaceOnly = True」を設定しています。

以下では初期配置から最初の演出を設定しています。
初期の人数は1～10でランダムで設定しています。
一番下の「家の中にいる人」というのは、何番の画像が家の中にいるのかを配列「inAry」に記憶しています。
例えば、初期の人数が5の場合は、配列「inAry」に「1,1,1,1,1,0,0,0,0,0」と格納されます。
画像の番号を管理する理由は、同じ画像を同時に移動できないためです。
詳しくは次の手順で解説しています。

次に人を動かす人数を設定します。
人の移動は最大5回繰り返しています。

出ていく人の数「outNo」は家の中にいる人数を最大値として乱数を発生させて最低0人最大6人になるように調整しています。
※最大10人が出ていくと、問題の難易度が高くなってしまうためです。
入る人の数「inNo」は家の外にいる人数を最大値として同じように調整しています。

出ていく人の数「outNo」と入る人「inNo」の数を求めたら、移動後に家の中にいる人数「no」を計算します。

次に人を移動させる準備をします。
同じ人（画像）を同時に移動させることができないため、移動対象の人の画像を配列「outList / inList」に割り当てます。

その方法として家の中にいる人を「inAry」で管理しているので、こちらの配列「inAry」を活用し重複なく人の画像番号を取得します。

【例】初期が5人で、出ていく人3人、入る人4人の場合、
①
inAry：「1,1,1,1,1,0,0,0,0,0」
inAryの先頭から出ていく人の画像番号を取得します。
outList：「1,2,3,0,0,0,0,0,0,0」
取得しつつinAryを以下のように更新します。
inAry：「0,0,0,1,1,0,0,0,0,0」

②
inAryの末尾から入る人の画像番号を取得します。
inList：「10,9,8,7,0,0,0,0,0,0」
取得しつつinAryを以下のように更新します。
inAry：「0,0,0,1,1,0,1,1,1,1」

これで人の画像を重複せずに移動させることができます。

③
最後に、inAryの1を左詰めにします。
inAry：「1,1,1,1,1,1,0,0,0,0」

このようにすることで①～③を何度繰り返しても重複せずに人の画像番号を取得できます。

次に「出ていく人、入る人」を同時に動かします。
こちらは先ほど設定した「outList」と「inList」を活用して重複なしで移動させます。

「inPosStr」と「outPosStr」は、移動対象が複数人の場合に1マス分ずらして同時に移動させる必要があるため、位置を管理しやすいように列名を格納しています。空白「""」の部分は家の中、もしくは画面外なので、移動する必要がないことを指しています。