2023年3月15日【ID:0】
【Excel】IFS関数で「その他」を表現
IF関数は、1つの条件式に対して、満たす場合と満たさない場合の値を設定できる関数です。
その関数の条件式が複数設定できるようになったものがIFS関数になります。
IF関数とIFS関数の引数は以下になります。
=IF(論理式, [値が真の場合], [値が偽の場合])
=IFS(論理式1, 値が真の場合1, [論理式2, 値が真の場合2], [論理式3, 値が真の場合3], … )
IFS関数は、複数の条件式(論理式)が設定できるのですが、引数に「満たさない場合(その他)」という内容がないです。
では、どのようにすれば満たさない場合(その他)を表現できるのか考えていきます。
IFS関数の条件式は、左側から優先されます。
例えば、次の式の場合は、先頭の式が満たしている時点で「"ゼロ"」が返されます。
// セルA1は「0」とする
=IFS(A1=0, "ゼロ", A1=0, "ゼロ2")
なので、「その他」を表現する場合は、最後の条件式を必ず満たす条件にすれば、「その他」と同じ役割になります。
条件式というものは、結果がTrue(真)もしくはFalse(偽)になる式です。
つまり、条件式を直接「TRUE」と記述することで、「その他」を表現することができます。
=IFS(A4="A","あ",A4="B","い",TRUE,"その他")
// セルA4が「A」の場合は「あ」と表示、「B」の場合は「い」と表示、その他の場合は「その他」と表示する
[補足] SWITCH関数でその他を表現する場合はこちらの記事が参考になります。