2023年3月9日【ID:0】
【Excel】INT関数とROUNDDOWN関数の違い
INT関数・ROUNDDOWN関数
この2つの関数は似ているようで違います。
それぞれの使い方を解説します。
=INT(数値)
// 切り捨てて整数にした数値を返す
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
// 数値を切り捨てる
これだけ見ると、「ROUNDDOWN関数では桁数を設定できる」というだけで、それ以外の違いがないように思えます。
なので、小数点以下を切り捨てて整数のみを求める際にINT関数を用いることがあります。
しかし、INT関数とROUNDDOWN関数で求められる数はマイナス値の場合に異なります。
=INT(B3)
=ROUNDDOWN(B3,0)
INT関数の場合は、小数点以下が単純に切り捨てられるだけではなく、もとの値以下の数値で一番近い整数が返されます。
ROUNDDOWN関数では、小数点以下が単純に切り捨てられて、もとの整数部分のみが返されます。
なので、INT関数は「切り下げ」、ROUNDDOWN関数は「切り捨て」と覚えておくといいです。