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2023年11月1日【ID:0】

【Excel】分布を視覚化するには「ヒストグラム」


生徒の成績や会員の年齢層などのデータの分布を確認するときに便利なグラフとして「ヒストグラム」があります。
「ヒストグラム」は以下のようなグラフで、どの層にデータが集まっているのかを視覚化することができます。

こちらのグラフは、各生徒の点数の分布になります。
横軸の値の見方は、左から以下のようになります。

・30以下
・30より大きく45以下
・45より大きく60以下
・60より大きく75以下
・75より大きく90以下
・90より大きい

「(」は「より大きい」を表し、「]」は「以下」を表します。
このグラフから「75点より大きく90点以下の生徒が多い」ということが分かります。

こちらの例では、データが少ないため、正しく分析することが難しいのですが、データ数が多い場合で、以下のことがグラフから確認できたとします。

・30点より大きく45点以下の生徒と、75点より大きく90点以下の生徒が多い

この情報から以下のようなことが推測できます。

【推測1】
テストの30点分くらいは、解けた人と解けていない人が極端に分かれている可能性がある
→テストを確認し、該当する分野があれば、補修や再テストを実施する必要がある
【推測2】
テストの30点分くらいは、難しい大問で、尚且つ、0点か30点という極端な配点になっている可能性がある
→テストの配点を見直す必要がある

他にも、会員の年齢層の分布の場合は、「どの年代をターゲットとして宣伝を強化すべきか」などを考察することができます。
分布から目立つ値が見つからない場合は、区間の数を変更することもできます。


・ヒストグラムの作成方法

対象の表を選択し、[挿入]タブ内の[ヒストグラム]を選択することで作成することができます。

区間を変更する場合は、区間のテキストをダブルクリックすることで「軸の書式設定」を開くことができます。
※他にも、区間のテキストを選択し「Ctrl + 1」や、区間のテキスト上で「右クリック」し、[軸の書式設定]を選択することでも開くことができます。

軸の書式設定より、[ピンのオーバーフロー]や[ピンのアンダーフロー]を設定することで、「○○以下」や「○○より大きい」といった表現ができます。
他にも、[ピンの数]を設定することで、区間の数を調整することができます。

データを分析するにあたり、どこに共通点があるのかを見つけることが大切になります。
しかし、簡単に見つからない場合もあります。
その際に、「ヒストグラムを作成して分布を確認してみる」というアクションは、何かしらのヒントとなる可能性があります。

活用したことがない方は、試されることをお勧めします。


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