2024年2月26日【ID:0】
【Excel】表記を統一する際に便利な関数7選
以下のように、同じ内容を指す値でも異なった値が入力されている表を見かけることがあります。
このような値が存在すると、数式を使って正しく集計することが少し困難になります。
ということで、こちらでは、表記を統一する際に便利な関数を7つ紹介していきます。
今から紹介する関数を用いて、表記を統一した項目を作成しておくと、集計がしやすくなります。
記事の最後に、7つの関数をまとめた表を用意しています。
1.全角文字を半角文字に変換するASC(アスキー)関数
=ASC(文字列)
// 文字列:変換対象の文字列
=ASC(B5)
2.半角文字を全角文字に変換するJIS(ジス)関数
=JIS(文字列)
// 文字列:変換対象の文字列
=JIS(B5)
3.英字を大文字に変換するUPPER(アッパー)関数
=UPPER(文字列)
// 文字列:変換対象の文字列
=UPPER(B5)
4.英字を小文字に変換するLOWER(ロウワー)関数
=LOWER(文字列)
// 文字列:変換対象の文字列
=LOWER(B5)
5.英字の先頭のみを大文字に変換するPROPER(プロパー)関数
=PROPER(文字列)
// 文字列:変換対象の文字列
=PROPER(B5)
6.不要なスペースを削除するTRIM(トリム)関数
=TRIM(文字列)
// 文字列:変換対象の文字列
=TRIM(B5)
複数のスペース(半角・全角)が存在する場合に、先頭のスペースのみを残して削除する関数です。
先頭のスペースが全角(半角)スペースの場合は、全角(半角)スペースのみが残ります。
また、対象の文字列の先頭と末尾のスペースに関しては、全て削除されます。
7.指定した文字を置換するSUBSTITUTE(サブスティテュート)関数
=SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象])
// 文字列:変換対象の文字列
// 検索文字列:置換前の文字列
// 置換文字列:置換後の文字列
// [置換対象]:省略時は対象の文字を全て置換、数値を指定すると、その数値番目の対象の文字のみを置換
=SUBSTITUTE(B5,"(株)","株式会社")
以上、7つになります。
・補足
紹介した関数は、組み合わせて活用することもできます。
例えば、半角文字に変換して先頭のみを大文字にする場合は、以下のように表現することができます。
=PROPER(ASC(B2))